2025年10月8日〜9日に福岡・大名ガーデンシティで開催されたスタートアップイベント「RAMEN TECH 2025」に出展し、社会課題の解決に向けた取り組みを紹介しました。
RAMEN TECHについて
「RAMEN TECH」は、国内外のスタートアップや投資家、行政関係者が一堂に会し、最新の技術やビジネスモデルを共有する場として開催されました。
公式サイト:https://ramen-tech.jp/
出展内容
ブースでは、「ブロックチェーン技術による寄附金の透明化」と「フードロス削減」という2つのテーマで展示を行いました。
① ブロックチェーン技術による寄附金の透明化
寄附金や支援金の利用状況を1円単位で可視化するブロックチェーン技術を紹介しました。
この仕組みにより、寄附金の行き先や使用用途を正確に記録することが可能となります。
現在、「こどもごちめし」への導入を進めており、寄附者が資金グループを選び、紐づく子どもが加盟店舗で食事をすると、その利用履歴が自動的にブロックチェーン上に記録されます。支援者は、自身の寄附がどこでどのように活用されたかを確認でき、寄附の透明性と信頼性を高めることが可能になります。
仕組み概要
・寄附金を「トークン」として発行(例:1万円の寄附=10,000トークン)
・子どもの食事利用履歴をブロックチェーン上に記録
・支援者は寄附の利用状況をリアルタイムで確認可能
② フードロス削減への取り組み
もうひとつのテーマは、フードロス削減を目的とした新しい流通の仕組みです。
農家では生産物の約3割が畑で廃棄され、飲食店でも値引き販売や廃棄処理にコストがかかるなど、食材が本来の価値を発揮できていない現状があります。
Gigiでは、GOCHIプラットフォームを通じて、これまで廃棄されていた食材を必要とする人につなぐ仕組みを構築しています。価格を崩さず、誰も損をしない形で流通を生み出すことで、持続可能な食の循環を実現することを目指しています。
この仕組みは「こどもごちめし」とも連携し、子どもの食支援にも活用していきます。

会場での反響
ブースには国内外から多くの来場者が訪れました。
特に、寄附金の行き先が不透明になりやすい海外の寄附文化において、ブロックチェーンによる可視化への関心が高く、複数の海外関係者から具体的な質問や意見交換がありました。
日本企業からも、寄附の信頼性を高める仕組みや、フードロスの課題を解決する新しいモデルとして関心を持っていただき、情報共有や今後の連携に向けた話が進みました。
また、出展者間での交流も活発に行われ、業種を越えた協業の可能性を感じる機会となりました。
今後の展開
今回の出展を通じて、ブロックチェーンやデジタル技術を用いた社会課題解決に対する関心の高まりを実感しました。今後も、テクノロジーを活用して「人と人、地域と支援をつなぐ」仕組みの構築を進め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを拡大していきます。
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