11月1日、愛媛オレンジバイキングスさんが主催するワークショップ「食で繋がるバイクスの輪」に、当社の谷脇が参加しました。
このイベントは、愛媛県の地域活性化と子どもの食を支える活動をテーマにしたもので、子ども食堂の運営者さん、支援活動に関わる方、ブースター(ファン)の皆さんなど、さまざまな立場の方が集まりました。
スポーツを通じて「地域の元気」をつくる取り組み

愛媛オレンジバイキングスは、「愛媛をスポーツで元気に」という想いのもと、試合の開催だけでなく地域とともに歩む活動にも力を入れています。
2022-23シーズンからは、ホームアリーナを「ばいくすこども食堂」として活用し、食を通じた地域支援にも取り組まれてきました。
こうした活動を進める中で、支援のあり方や地域とのつながり方など、さまざまな課題も見えてきたそうです。その中で「新しい支援の輪を広げたい」という想いから、このプロジェクトが立ち上がりました。
愛媛県内の子ども食堂が担う役割

ワークショップでは、「うわじまグランマ」代表理事の松島さんから、愛媛県内の子ども食堂の現状についてお話がありました。
2024年時点で、全国に10,867ヶ所、愛媛県内には162ヶ所の子ども食堂があり、公立中学校の数を上回るほどに広がっています。
いまや子ども食堂は、単なる“食事の場”ではなく、地域の居場所づくりや心のセーフティーネット、防災コミュニティなど、さまざまな役割を担っています。
一方で、運営にあたっては「人」「物」「お金」など、日々の支援を続けるための課題も多く、松島さんはその現状を率直に語られていました。
「こどもごちめし」のご紹介

私からは、GOCHIプラットフォームを基盤とした「こどもごちめし」の取り組みについてお話ししました。
「こどもごちめし」は、“贈る人”“贈られる人”“飲食店”の三方が幸せになる仕組みを目指しており、地域の飲食店を通じて子どもたちに食を届ける取り組みです。
子どもやご家族のプライバシーに配慮しながら、スマートフォン上で電子チケットのように気軽に使える点も特徴です。
参加者の方々からは「そんな仕組みがあるんだ!」という驚きの声もいただき、改めてもっと知ってもらう努力が必要だと感じました。
みんなで考えた「愛媛のこれから」

ワークショップ後半では、「愛媛で子どもたちの食を支えるために、何ができるだろう?」というテーマで意見を出し合いました。
「支援する人材や資源をどう集めるか」「県内の子ども食堂をどう周知していくか」など、現場で感じる課題を共有しながら、参加者全員で知恵を出し合いました。
その中で生まれたのが、
・地域のユーチューバーさんとコラボして情報発信する
・選手と一緒に「勝ち飯」を食べるイベントを開く
・アリーナで「こどもごちめし」を実施してみる
といった、思わずワクワクするようなアイデアの数々。
まさに「支援」を超えた、“つながり”の広がりを感じる時間になりました。
「いつでもどこでも、安心して食事ができる地域」へ

今回のワークショップを通して見えてきたのは、「食を通じて、子ども、選手、アカデミー世代、ブースター、地域の飲食店、そして地域に暮らすすべての人がつながり合う」ことで、流れと活気が生まれるということでした。
次回は、12月21日に第2回が開催予定です。
今回生まれたアイデアをもとに、より具体的な形へとブラッシュアップしていくそうです。愛媛にお住まいの方は、ぜひ参加してみてください。
詳細が決まりましたら、またお知らせします。
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